Company

会社名
株式会社スタンドケイ
住所
大阪府大阪市北区小松原町2-4
大阪富国生命ビル 4F テラプロジェクト内
設立
2014年4月28日
代表取締役
名倉昂佑
会社概要
【アウトドア事業】
・BBQ(ビアガーデン)施設運営管理(全国15箇所)
・BBQ施設運営コンサルディング
・牡蠣小屋の運営管理(全国3箇所)
【Webメディア事業】
・BBQ NET運営
【アグリ事業】
・いちご農園運営(大阪)
・出張いちご狩りサービス(全国)

History

2014年 (4月)

WEB制作/イベント企画会社として創業

BBQBIG

2014年 (10月)

BBQ宅配サービススタート

2018年 (4月)

BBQ施設管理「URBAN EARTH BBQ」サービススタート

ミライバナ

2018年 (12月)

いちご農園「ミライバナ」を大阪府茨木市にて運営開始

2019年 (4月)

アグリ事業部出張いちご狩りサービス開始

2020年 (3月)

本社を大阪市北区に移転

ビアガーデン

2021年 (6月)

ビアガーデンの運営サービススタート

BBQ-NET

2021年 (9月)

日本最大級のBBQ場検索サイト「BBQ NET」をリリース

2021年 (12月)

いちご農園「ミライバナ琵琶湖ファーム」を
滋賀県守山市にてOPEN

2023年 (7月)

URBAN EARTH BBQ 直営5店舗目OPEN

2023年 (12月)

牡蠣小屋かき太鼓1店舗目を愛知県名古屋市でOPEN

2024年 (8月)

URBAN EARTH BBQ 直営10店舗OPEN

代表取締役 名倉昂佑

Message

「こころが喜び、
地球が喜ぶ」
未来を目指して

私たちが目指すもの

バーベキュー場や牡蠣小屋の管理運営、いちご農園の運営などのアウトドア事業を全国に展開しております。「こころが喜び、地球が喜ぶ」という企業理念のもと経済活動を通して、全てのステークホルダーに信頼され愛される企業を目指しております。スタンドケイの主力事業でわるバーベキュー場の管理運営をアウトドア事業部は、2025年1月時点で公共施設や商業施設、合計13箇所から委託を受け運営しております。

Outdoor アウトドア事業部

より満足度の高いバーベキューのサービスを

事業化のきっかけ

私は大学卒業後に就職した会社でビジネス経験を積み、資本と営業力を獲得できれば数年後に独立しようと決めていました。 2年間サラリーマンとして社会人スキルを身につけた後、独学で習得したwebサービスを軸として24歳の時起業しました。

2014年の創業当初はホームページ制作を行うWeb事業が主でした。 その一環で学生イベントと団体を支援していたのですが、ある日決起会として淀川の河川敷でバーベキューをしたんです。 その際バーベキューをお手伝いするサービスの存在を知り、より満足度の高い便利なサービスを提供できるのではないかと考え、事業化を決めました。

起業に至った経緯

起業に至った経緯

バーベキューまるごと宅配事業

そこでスタートしたのは「バーベキューまるごと宅配事業」です。 バーベキューの道具や食器一式と食材やドリンクを指定の場所に届けるサービスで、 器材の設営や炭の火起こしもやります。今では珍しくなくなりましたが、 手ぶらバーベキューのビジネスです。

器材配送先は公園や河川敷や個人宅。 時には福利厚生やイベントでバーベキューをする企業にも届けました。 一人あたり数千円と最低人数を決め価格を設定。 対象エリアは関西圏で、私自身が和歌山や奈良に持って行くこともありました。 当時は僕含めスタッフ数人でしたし元手も少なくて済むビジネス。 大阪市内の公園で一日60~70組、当社のサービス利用者だけでも数百人と規模が拡大したので、 自ずとお届けできる場所が絞り込まれ、現在は『指定エリア』を7箇所設けさせてもらい、 現在では基本的にその範囲でサービスを提供しています。

※2022年12月に宅配事業は事業譲渡致しました。

ビジネスモデル

手ぶらBBQのビジネスモデル

宅配事業から管理運営業務へ

バーベキューの課題を解決する

公園などの公共の場での、バーベキューゴミの放置や場所取り、騒音といった問題です。 施設の所有者である自治体や企業から、道具や食材だけではなくマナーやルールを含むバーベキューの課題を解決してほしい、という依頼が徐々に増えてきました。 公園や商業施設からバーベキュー場の管理運営を任されるようになったのは、宅配事業の開始から2年後です。 宅配サービスの開始当時はバーベキュー人口の増加しはじめた時期で、しばしばメディアでバーベキューに関するよくない話題が取り上げられるようになりました。 無料で自由に楽しんでゴミを捨てて帰ってしまう、朝晩関係なく騒いで近隣から苦情が寄せられるなどのお困りごとです。

そこでバーベキュー場を有料化し利用時間と規則を設定、利用料金を公園に還元し、 財源としてトイレやゴミ捨て場などの施設整備に宛ててもらう取り組みを推し進めたことで、 利用者も施設側もバーベキューをもっと気持ちよく楽しんでもらえるようになりました。

企業だと、使われなくなった倉庫をもつ物流の会社や百貨店からもお話をいただきました。 百貨店は屋上が何も使われていません。百貨店のプロジェクトでは、屋上の有効活用と若年層にもっと来店してほしいという、 2つの課題を同時に解決するために百貨店の屋上をバーベキュー場として活用していただく提案をしました。 屋上ビアガーデンだと夏の期間に限られてしまいますが、バーベキューなら3月から10月まで利用してもらえます。 そして、バーベキューの利用者層の平均年齢はお子さんをもつファミリーなので、バーベキューを目的に来てもらえればお買い物もしてくれるだろう、という狙いです。

※2022年12月に宅配事業は事業譲渡致しました。

バーベキューの課題×会社や百貨店の課題

バーベキューの課題×会社や百貨店の課題

BBQ管理・運営のビジネスモデル

BBQ管理・運営のビジネスモデル

Agribusiness アグリ事業

農業の魅力をデザインし新規就農者を増やすアグリ事業

農業の魅力をデザインして
新規就農者を増やしたい

アウトドアをテーマに事業活動を行う中で、スタンドケイが次に挑戦したのはアグリ事業です。 私たちは農業の魅力をデザインして新規就農者を増やしたいと考えています。

就農者の所得向上につなげるかが課題です。就農した4割ほどの人が3年目で辞めてしまうんです。 なぜ3年かというと、最初の2年間は青年就農支援金という制度で年間120万円支援されます。 しかし、その2年間が終わると、あとは自分たちでやってくださいね、となってしまい辞める人が増えてしまいます。 農業や食糧問題は自然・アウトドアというスタンドケイのテーマのそばにあるもの、 自分たちが挑戦すべき対象だと考え、就農者の所得向上によって新規就農者を増やす目的でアグリ事業に着手しました。

いちご農園ミライバナ

2018年に大阪市茨木市でイチゴ農園「ミライバナ」を開園し、イチゴの生産販売を行っています。 当初はインターネットの力を使い農産品を販売し、農家さんを支援するような仕組みを作ろうと考えていました。 現在はアウトドアのノウハウやインターネットでの情報発信力など、スタンドケイのもつ得意分野で勝負できることはないかを探っています。 そのためにはまず自分たちも実際に農業に挑戦し、課題を見つけることからはじめるべきだ、と思いました。 イチゴ農園「ミライバナ」はイチゴの生産販売を行いながら、農業に関する課題を見つけるためにスタンドケイが作った実験場です。

実際に農業に携わってみて見えてきたのは、厳しい収益性です。 数千万円の設備投資で初年度の売り上げは20万円、人件費、原料資材費も支払うと巨大な赤字です。 次年度からは400〜500万円の売り上げを見込んでいますが、「イチゴの農業で食べていけます」と胸を張って言えるのははるか先。 イチゴの生産と販売だけで事業を行うのは、収量や生産性も上がる5年から10年先であることがわかってきました。 「こんな状況では新規就農者でなくても農業を続けられない…」しかし、新たな可能性を発見しました。 着目したのは農業の生産販売の時期です。イチゴの場合は11〜5月が繁忙期ですが、夏場はそれほど忙しくなく、他のことをして働くことができます。

ビジネスモデルと、今後の構想

アグリビジネスのビジネスモデルと、今後の構想

今後は農家さんが閑散期を利用し運営に携わることのできるレストランや店舗を作ることを考えています。 イチゴ農家の閑散期は夏、ブルーベリー農家の閑散期は冬、 そして他の作物の農家さんが農作業以外の時期に持ち回りで参加するようなレストランや店舗です。 さらに将来には、もっとたくさんの種類の農家が集積する『農のテーマパークパーク』といった施設も構想しています。

スタンドケイがもつ情報発信の力で、お客さんを集め農家さんたちが活躍できる施設や場所を作りたいと思います。 現在アグリ事業のイチゴ農園では収量と販売先を増やし軌道に乗せることを目的としていますが、 農業を持っているからこそ広がるビジネスも多いです。農業とバーベキューの相乗効果は間違いなくあります。 農業と組み合わせたバーベキュー運営を提案してほしい、という施設からの問い合わせもありますし、貸しい農園とバーベキューの組み合わせもできる。 そこで採れたものをすぐに食べるとおいしいですから、利用者の満足度も高いサービスが提供可能です。 アグリ事業は始まったばかりですが、多くのポテンシャルを秘めています。

More / future さらなる発展

間伐で生まれる炭を使って幸せの循環を作る

スタンドケイの循環型経済の取り組み

ビジネスモデル

アグリビジネスのビジネスモデルと、今後の構想

お付き合いのある製炭場では、炭を作る時に発生する熱を利用したプラントの研究が進んでいます。

間伐材から炭を作る、その過程で生まれる熱をエネルギーに使用するという試みです。 間伐しないといけない山の近くに製炭プラントつきのバーベキュー場やキャンプ場を作り、 炭を作って使う。使ってもらった炭で得たお金を森林保全活動に充てる、 という好循環の仕組み“サーキュラーエコノミー”です。

製炭

循環でいいことがつながっていくと、なんだか楽しくなります。 課題に誠実に取り組み、自分たちの強みを最大限発揮し解決。 アウトドア事業という基盤を持ち、アグリ事業・森林保全活動へ果敢にチャレンジを続けるスタンドケイが描く未来は、期待と楽しみがあふれています。